gTLDとは

gTLDはgeneric Top Level Domainの略で、日本語でいうと分野別トップレベルドメインです。特定の領域、分野ごとに割り当てられたトップレベルドメインで全世界のどこからでも登録できるようになっています。

gTLDの歴史

gTLDはできた当初、.com、.netなど7種類でスタートしましたが、順次拡大され2011

年には22種類になりました。

2008年6月ICANNの理事会の決定により新しくgTLDを導入するプロセスが大幅に緩和され、2012年1月から5月に新プログラムでの申請受付が始まりました。2013年8月に初期審査が終了して、その後も新しいgTLDが誕生しています。

なぜ分野別トップレベルドメインが必要になったか

用途が大まかにしか決まっていないもの、登録対象が限定されていないトップレベルドメイン(TLD)が多く存在します。世界中の誰もが登録できるため、ドメインの悪用、ドメイン名を巡る紛争問題がおこったためです。

gTLDの自由化

あらかじめ募集要項や要件が明確にされ、このガイドラインに沿った申請なら登録が認められることになりました。募集の段階で新設されるTLDの上限は設けないことが取り決められました。このことにより、かつてないほどの大量のTLDが存在するようになりました。

企業戦略としてのgTLD

募集要項や要件の明確化や上限を設けないことから自由化が可能になったことから、登録申請が以前よりは容易になりました。そのため企業で独自のTLDを作って、サイト運営に活かすことができるようになりました。

安心安全のサイト運営

今まで汎用性の高いドメイン名を使用していたなら、似たようなアドレスを作って顧客を偽サイトへ誘導したりすることができてしまい、一文字違うだけで見分けられないなどの問題が発生していました。

しかし、独自のドメインを取得するなら、信頼性の高いサイトを運営することができます。顧客が混乱することなく、公式のサイトへたどりつくことができます。

独自のルートで顧客との接点を持つ

汎用性の高いものではなく、独自で設定したドメイン名はそれだけで、顧客が覚えやすく、ドメイン名が広告となることがあります。検索しやすく、信頼できるかどうかの判断材料にもなります。

複数のドメイン名を取得して使用しても運用費用は変わらないので、複数のルートで顧客がたどり着けるように、複数のドメイン名を用いてサイト運用をして、多方面からの顧客を獲得することもできます。