多言語サイトの翻訳

多言語サイトを制作する際は翻訳作業が必要となります。多言語を扱える人材が社内にいれば問題は無いのですが、そうでない場合は外注、あるいは機械翻訳を活用することも視野に入れることとなります。

手動翻訳を使う場合

人の手による翻訳は機械翻訳に比べ確実です。社内に多言語を扱える人材がいない場合は、翻訳サービスへ外注することになります。特定の専門分野に強い翻訳サービス会社や、クラウドソーシングなど、さまざまな外注手段が考えられます。費用や納期はサービスによって大きく変わってくる傾向にあります。

機械翻訳を使う場合

機械翻訳(自動翻訳)を利用する場合は、以下の2つの方法が考えられます。

  • ブラウザに標準搭載されている自動翻訳機能を利用する
  • DeepLやGoogle翻訳といったオンライン自動翻訳サービスを利用する

ブラウザ標準搭載の自動翻訳機能の利用

Google Chromeのようなブラウザには自動翻訳機能が標準搭載されています。しかし、これは正確には多言語サイトということにはなりません。なぜなら、あくまでオリジナルのURLのものを自動翻訳しているだけで、オリジナルとは別の言語用のサイトを作るわけではないからです。

オンライン自動翻訳サービスの利用

昨今では自動翻訳の精度が向上してきています。そのなかでも、よく聞かれるものがDeepL翻訳です。こういったAIによるオンライン自動翻訳サービスを活用して多言語サイトを制作することもできます。しかし、これには問題点も存在します。

機械翻訳を使う問題点

多言語サイトの制作にあたって、機械翻訳を使う問題点は次の2つがあげられます。

  • 翻訳精度
  • インデックスさせることができない

翻訳精度

AIによる自動翻訳は、昨今ではかなり精度が向上してきたとはいえ、多言語サイト制作にあたって全面的に信頼できるものである確証はありません。このため、叩き台としてAIによる自動翻訳サービスを使用したとしても、人の目によるチェックは必要となってきます。

インデックスさせることができない

Googleは、自動化されたツールで翻訳されたテキストを、人間によるチェックや編集を経ずに、検索エンジンに評価させようと公開することを禁じています。

これに違反すると、検索結果にコンテンツが表示されないようなるなどの措置が取られることとなります。